はじめまして。Liar-soft所属のライター、海原望と申します。
この「バタフライシーカー」は「フェアリーテイル・レクイエム」シリーズと「シンソウノイズ」に続き、企画から手がける3本目のゲームとなります。
3本中2本が、所属メーカーを離れてシナリオを提供するという形であるため、自己紹介の機会をいただける際には必ず「Liar-soft所属の」という枕詞をつけることにしております。
長所は、真面目、冷静、優しい、(本質は)熱い、ストイック、意志が強い、判断力がある、頼もしい、几帳面、周囲の人間を大切にする。
短所は、性格・短所 お固い、口数が少ない、犯罪捜査以外に関心がない、自分を大切にしない、現実感が薄い、たまに神経質(割れ物の取り扱いなど)。
外見は真面目でおとなしそうな眼鏡くん。どこのクラスにもひとりはいるタイプで、主人公より脇役・モブに相応しい地味なオーラを放っています。
本来は外見通りの性格だったのですが、6年前に大きな事件に巻き込まれたこと、その後同事件の衝撃を引きずって学生捜査員になったことから、本人も知らなかった熱血な一面が目を覚ましました。
人当たりはよく、誰に対しても礼儀は欠かしません。が、犯罪への憎悪は人一倍深く、捜査開始ともなればその胸には決意と覚悟の炎が燃え盛ります。
そしてヒロインたちは、ストイックに犯罪捜査にあたる彼の姿を見て、尊敬と同時に危うさを感じてしまうわけです。
長所は、前向き、優しい、お人好し、正義感が強い、共感能力が高い、一生懸命、純粋。
短所は、危機管理意識が低い、頑固、傷つきやすい、無謀、理想主義、夢見がち。
高い共感能力を持つ彼女は、遠野の何気ない言動から、何か重いものを背負っていることを察して気にかけるようになりました。それは、遠野が学生捜査員であることを知り、自らもその一員に加わった今でも変わりません。
いわゆる正統派ヒロインタイプです。が、あまり理詰めで会話しない右脳タイプなので、正統派ヒロインの割には台詞が書きやすいです。
ふにゃふにゃで柔らかくて不思議、しかしどこかしたたかでガツンとした一面を持つ精神性を表現できたらいいなと思っています。
長所は、賢い、記憶力がいい、知識が豊か、物静か、穏やか、冷静沈着、誠実、正直、優しい、謙虚。
短所は、人の心理に疎い、対人スキルが低い、失言が多い(外見の印象と相まって、辛辣な人間だと誤解されてしまうことも)、上手に嘘がつけない、気弱、自分に自信がない、同世代の常識に疎い。
文章に関する記憶力が優れており、彼女の頭の中には白織市の犯罪データベースが格納されています。将来は知識を生かしたプロファイラーを目指していますが、優衣とは逆に人の心理を読むのが苦手で、ある程度の柔軟性、臨床性を求められるプロファイラーへの道は、なかなかに厳しいようです。
登場人物の中で、最も外見と中身にギャップがあるタイプです。
彼女は自分の内面を言語化にするのが苦手で、間を埋めるために適当な言葉を探すのも不得意です。
子供のころ、「おかあさん、あのね」に続けてもどかしく思いを伝えたことを思い返しながら、千歳の台詞を考えています。
長所は、物怖じしない、好奇心旺盛、率直、明るい、天真爛漫、負けず嫌い、行動力がある、頭の回転が速い、口が立つ。
短所は、生意気、直情、努力が嫌い、短気、口が悪い、我慢できない、自分勝手。
捜査もののお話なのに、武闘派です! 捜査に入れば案の定、飽きて欠伸したりサボったりと好き勝手に振る舞っています。かと思えば不意に情報を手に戻ってきたり、急に鋭いことを言い出したりで、不思議な活躍を見せることもあります。
優衣とは、喧嘩したかと思えばけろりと忘れて盛り上がったり、なんだか不思議な関係性です。
キャラクターというものは、「こういうことをしない」という縛りがあればあるほど書きにくいのですが、羽矢は何をしてもおかしくないキャラなのでとても書きやすいです。
思ったことを口にするだけだし、その思っていることというのもわかりやすい。口より先に行動!なので、実によく動いてくれます。
各ヒロインルートに分岐した後は、それぞれ別の事件を捜査することになります。いずれも一癖ある事件、一癖ある犯人ですので、ドキドキしながら遠野たちと一緒に捜査していただけたら嬉しいです。
今回、シンソウノイズのような推理パートはありません。企画発足当初は設計予定でしたが、「この作品でやりたいこと」を突きつめた結果、ADVパートのみでの進行が最適という結論になりました。
とはいえ、選択肢による推理はありますので、頭の体操をしたい方はそちらで頑張っていただこうと思います。
ストーリーの見どころとしては、共通ルートの終盤で、ある真実が判明します。それこそが本作を貫く大きな謎です。
「なんでそんなことに!?」と首をひねりつつ、最後の最後までお楽しみください!
この度、「シンソウノイズ」でのご縁を機に、シルプラさんにお声かけいただきました。
原画家の羽鳥ぴよこさんからは可愛らしくもえげつない原画をバリバリとあげていただき、シルプラさんの神彩色にため息をつく──そんな日々で、とても楽しく制作しております。
楽しいゲームになるよう頑張りますので、是非とも応援よろしくお願いいたします!