空丘夕陽
「こんにんゃん!」
霜雪しほん
「うんにゃん!」
水名とりねこ
「にゃんにゃん!」
月角島ヴィカ
「ふは~~~~~」
「ふは~? って何かな?」
「がんぎまってきたわ。脊髄の辺りの腐った細胞が冷たい細胞に置き換わっていく感覚があるわ」
「想像することもできないこと言われてもな」
「悪い薬をやるとあんな風になるんだな」
「あはははっ。月角島さんは今回もがんぎまりでゴキゲンだね!」
「この状況になれちゃうのはとても良くない気がするよ、しほんちゃん」
「違法薬物はやっちゃいけないって聞いたぞ」
「いいことを教えてあげるわ、マゾアナル」
「え? なんだ?」
「マゾアナルって言われて返事しちゃうんだ⋯⋯」
「〇麻の成分にはアナルを緩くする成分があるらしいわ」
「えっ? 興味あるな」
「持たないで!」
「ジョイントを直接、アナルに刺してあげようかしら? お尻がぷかぷかになるわよ」
「そんなことしてもらってもいいのか?」
「すぐに拒否して! 興味を持たないで水名ちゃん!」
「ふーっ。悟りの境地が脳内麻薬による現象なら、座禅を組んで瞑想なんかしないで最初からL〇Dのシートでも舐めた方がいいと思うわ」
「言っている意味はよくわからないけど、よくないことを言ってることだけはわかるよ!」
「月角島さん。そういう脳内麻薬を使った悟りは間違った悟りだって教えが、昔からちゃんとあるんだからね。というか今回は補陀落渡海ふだらくとかいについて語るんじゃなかったの?」
「そんな話をした気もするわ⋯⋯」
「遠い目をしないで! 約束したんだから話そうよ」
「ちゃんとやれー! 三つ編みパンチで制裁するぞー!」
「わかったわ。私もやる時はやる女よ。がんぎまっていても、ろれつのまわりゅ女にょ」
「回ってないよ」
「補陀落渡海が何かは覚えてるかしら?」
「えっと、その。お坊さんを入れた船を黒潮に流して溺死させる奇習だよね?」
「そうよ。まず補陀落が何か知っているかしら?」
「はい! 私、知ってる!」
「チッ」
「なんで舌打ちした?!」
「私が話そうとしたのにでしゃばるからよ」
「だったら質問するな!」
「ふう~~~~。おおざっぱに言えば昔の日本人は、西に行けば阿弥陀如来がいて、南に行けば観音菩薩がいる、と思っていたのよ。補陀落は観音菩薩がいる山の名前よ」
「船に乗って南に行って観音菩薩に会おうとしたってことか?」
「そういうことよ。全ての苦しみや悲しみから解放される浄土が南の果てにあると信じて、船でそこを目指したのよ」
「でも、そんな場所がないってことくらい当時の人だってわかってたんじゃないのかな?」
「どうかしら? わかっていたし、わかってなかったんじゃないかしら?」
「わかっていたし、わかってなかった?」
「信仰の力というのは半端じゃないわ。本当にたどり着けると信じていた人がいても不思議じゃない。苦しみから逃れたくて自殺する人はどんな時代にだって大勢いるわ」
「それはそうだろうけど⋯⋯」
「苦しみのない場所にたどり着けるかもしれない、というのは甘美な誘惑だったに違いないわ。浄土があろうがなかろうが、可能性があるなら行くしかない、という気持ちだったのでしょうね」
「そっか。そういうことってあるかも」
「もちろん、世の苦悩を背負って民衆を救済しようとした、という一面もあるでしょうけどね。それにね、人間には遠くに行きたいという欲求があるわ」
「遠くに、ですか?」
「そうよ。アフリカを飛び出した古代の人間は、粗末な船でハワイやトンガといった太平洋の孤島にまで到達したわ。未開の地を目指して海を渡りたい、という人間の欲求が補陀落渡海という形になったのかもしれないわ」
「ところでこれって本当に本編と関係ある話なのか?」
「ぷは~~~~~~~~~。マゾアナルは心配性ね。もし関係がなかった時は、アナルに異物を挿入してみんなの前であなたがごめんなさいすればいいじゃない」
「えっ? そんなことしてもいいのか?」
「水名ちゃん。そんなことを言われて目を輝かせるのはやめよう」
「月角島さんが適当なこと言ってそうで心配だな~。本当に関係ある話なのかな?」
「まっ、まぁ、そうだとしてもがんぎまっての行為だからゆるしてあげようよ」
「そうよ! おおめにみなさいよ!」
「力強く言うな! がんぎまっての行為だったら、罰を重くすべきじゃないかな?」
「関係なかった時、私は全裸で土下座して床を舐めるから、あった時、あなた達は全裸で寮を走り回りなさい!」
「いいよ、やったる!」
「安請け合いしないでよ、しほんちゃん! なんで私が巻き込まれてるの?」
「ボク、そういうのと関係なくみんなの前でアナルに異物挿入してもいいかな?」
「なんで!?」
空丘夕陽
「こんにんゃん!」
霜雪しほん
「うんにゃん!」
水名とりねこ
「にゃんにゃん!」
月角島ヴィカ
「ふは~~~~~」
空丘夕陽
「ふは~? って何かな?」
月角島ヴィカ
「がんぎまってきたわ。脊髄の辺りの腐った細胞が冷たい細胞に置き換わっていく感覚があるわ」
空丘夕陽
「想像することもできないこと言われてもな」
水名とりねこ
「悪い薬をやるとあんな風になるんだな」
霜雪しほん
「あはははっ。月角島さんは今回もがんぎまりでゴキゲンだね!」
空丘夕陽
「この状況になれちゃうのはとても良くない気がするよ、しほんちゃん」
水名とりねこ
「違法薬物はやっちゃいけないって聞いたぞ」
月角島ヴィカ
「いいことを教えてあげるわ、マゾアナル」
水名とりねこ
「え? なんだ?」
空丘夕陽
「マゾアナルって言われて返事しちゃうんだ⋯⋯」
月角島ヴィカ
「〇麻の成分にはアナルを緩くする成分があるらしいわ」
水名とりねこ
「えっ? 興味あるな」
空丘夕陽
「持たないで!」
月角島ヴィカ
「ジョイントを直接、アナルに刺してあげようかしら? お尻がぷかぷかになるわよ」
水名とりねこ
「そんなことしてもらってもいいのか?」
空丘夕陽
「すぐに拒否して! 興味を持たないで水名ちゃん!」
月角島ヴィカ
「ふーっ。悟りの境地が脳内麻薬による現象なら、座禅を組んで瞑想なんかしないで最初からL〇Dのシートでも舐めた方がいいと思うわ」
空丘夕陽
「言っている意味はよくわからないけど、よくないことを言ってることだけはわかるよ!」
霜雪しほん
「月角島さん。そういう脳内麻薬を使った悟りは間違った悟りだって教えが、昔からちゃんとあるんだからね。というか今回は補陀落渡海について語るんじゃなかったの?」
月角島ヴィカ
「そんな話をした気もするわ⋯⋯」
空丘夕陽
「遠い目をしないで! 約束したんだから話そうよ」
霜雪しほん
「ちゃんとやれー! 三つ編みパンチで制裁するぞー!」
月角島ヴィカ
「わかったわ。私もやる時はやる女よ。がんぎまっていても、ろれつのまわりゅ女にょ」
空丘夕陽
「回ってないよ」
月角島ヴィカ
「補陀落渡海が何かは覚えてるかしら?」
空丘夕陽
「えっと、その。お坊さんを入れた船を黒潮に流して溺死させる奇習だよね?」
月角島ヴィカ
「そうよ。まず補陀落が何か知っているかしら?」
霜雪しほん
「はい! 私、知ってる!」
月角島ヴィカ
「チッ」
霜雪しほん
「なんで舌打ちした?!」
月角島ヴィカ
「私が話そうとしたのにでしゃばるからよ」
霜雪しほん
「だったら質問するな!」
月角島ヴィカ
「ふう~~~~。おおざっぱに言えば昔の日本人は、西に行けば阿弥陀如来がいて、南に行けば観音菩薩がいる、と思っていたのよ。補陀落は観音菩薩がいる山の名前よ」
水名とりねこ
「船に乗って南に行って観音菩薩に会おうとしたってことか?」
月角島ヴィカ
「そういうことよ。全ての苦しみや悲しみから解放される浄土が南の果てにあると信じて、船でそこを目指したのよ」
空丘夕陽
「でも、そんな場所がないってことくらい当時の人だってわかってたんじゃないのかな?」
月角島ヴィカ
「どうかしら? わかっていたし、わかってなかったんじゃないかしら?」
空丘夕陽
「わかっていたし、わかってなかった?」
月角島ヴィカ
「信仰の力というのは半端じゃないわ。本当にたどり着けると信じていた人がいても不思議じゃない。苦しみから逃れたくて自殺する人はどんな時代にだって大勢いるわ」
霜雪しほん
「それはそうだろうけど⋯⋯」
月角島ヴィカ
「苦しみのない場所にたどり着けるかもしれない、というのは甘美な誘惑だったに違いないわ。浄土があろうがなかろうが、可能性があるなら行くしかない、という気持ちだったのでしょうね」
空丘夕陽
「そっか。そういうことってあるかも」
月角島ヴィカ
「もちろん、世の苦悩を背負って民衆を救済しようとした、という一面もあるでしょうけどね。それにね、人間には遠くに行きたいという欲求があるわ」
空丘夕陽
「遠くに、ですか?」
月角島ヴィカ
「そうよ。アフリカを飛び出した古代の人間は、粗末な船でハワイやトンガといった太平洋の孤島にまで到達したわ。未開の地を目指して海を渡りたい、という人間の欲求が補陀落渡海という形になったのかもしれないわ」
水名とりねこ
「ところでこれって本当に本編と関係ある話なのか?」
月角島ヴィカ
「ぷは~~~~~~~~~。マゾアナルは心配性ね。もし関係がなかった時は、アナルに異物を挿入してみんなの前であなたがごめんなさいすればいいじゃない」
水名とりねこ
「えっ? そんなことしてもいいのか?」
空丘夕陽
「水名ちゃん。そんなことを言われて目を輝かせるのはやめよう」
霜雪しほん
「月角島さんが適当なこと言ってそうで心配だな~。本当に関係ある話なのかな?」
空丘夕陽
「まっ、まぁ、そうだとしてもがんぎまっての行為だからゆるしてあげようよ」
月角島ヴィカ
「そうよ! おおめにみなさいよ!」
霜雪しほん
「力強く言うな! がんぎまっての行為だったら、罰を重くすべきじゃないかな?」
月角島ヴィカ
「関係なかった時、私は全裸で土下座して床を舐めるから、あった時、あなた達は全裸で寮を走り回りなさい!」
霜雪しほん
「いいよ、やったる!」
空丘夕陽
「安請け合いしないでよ、しほんちゃん! なんで私が巻き込まれてるの?」
水名とりねこ
「ボク、そういうのと関係なくみんなの前でアナルに異物挿入してもいいかな?」
空丘夕陽
「なんで!?」